【ロシア連邦】ろしあ・れんぽう
世界一の面積を誇るわりに存在感が低過ぎるいちおう日本の隣国。日本では、いまだに与党は共産党で、民衆はパンを買うのに行列を作っており、シベリアにはトラしかいないと思われている。実際これらはすべて嘘だが、一方で嘘だったら良かっただろう真実も多い、らしい。
何故かつられて忙しくなっているナオカです。
今日は9時〜12時で授業があって
帰宅してご飯つくって(ペリメニのトマト煮)
いまから国連改革に関するロシア語作文書き直して
そのあとウクライナ・オデッサ行きの電車の切符買って
家庭教師のくちが見つかった(かもしれない)ので挨拶に行って
ギレン(フランス人♀)のお別れ会に行く
んだけど眠いーーーーorz
電車の切符は早く買わないと安い席が売切れてしまう。
夏のオデッサとかけっこうみんな行きたがりそうだもんなー
あと一ヶ月きってますがまだチケットはあるのでしょうか。
(そんなこと言ってないではよ買いにいきなさいっていう…)
実際エルミーナが帰国した後、ぜったいさびしくて死んじゃう(爆)からペテルブルグに逃避行することに決めてたんだけど
結局安いきっぷが手に入らず、3日深夜出発にorz
てことはエルミーナなしで4日間も生きなきゃいけないのか…
というわけで切符買ってきます。
買ってきました。
モスクワ発 オデッサ行き クペー(コンパートメントタイプ)
片道2005ルーブリ。(約1万円)
まあこんなもんか♪
ので、日常生活再スタートです。
彼曰く、
「ちょっとやせた以外性格も顔も特に変わってない」
らしいので
それはつまり、
モスクワで、日本語で日本人に話しかけてみたら
「ところで、どこのお国のかたですか?」
と4回連続で訊かれるくらい
相変わらずだってことです。
そんな彼からの誕生日プレゼントは、水着(←希望通り)と
新聞記事の切り抜きの山でした。
感動。
もっと感動したのは
意外と彼がモスクワを気に入って帰ったこと笑
グループレッスン(鬼のようなクラス)と個人レッスン(基本文法に抜け落ちたところがないか細かくチェックされるというかなりストレスフルな授業。重要だけど)をかけもちしつつ、
政治に関する作文を練習しつつ
ほぼ毎晩のようにあるお別れ会(帰国シーズンだから)に顔をだしつつ
ジェニフの訪露を待っている感じです。(注:ほんとに来ます)
火曜
エルミーナのところにロシア人とアメリカ人のguysがあそびに来て
なぜか第二次世界大戦のはなしになって盛り上がってしまい
客が帰ったのは深夜2時。ていうかもう帰したw
エルミーナ「わたし宿題終わってないんだけど笑」
ナオカ「わたし明日9時に授業あるんだけど笑」
清掃のため一時的にお湯の出なくなった風呂場で、二人で足を洗いながら
寮生活の醍醐味に苦笑して就寝。
そして翌日。
おろし金をくれたリカルト(※過去記事参照)がスウェーデンに帰ってしまうので、友人ズ15人くらいで夜のすずめが丘でピクニック。
盛り上がりすぎて、というか場所が森の中だったのでさっぱり時間がわからず
家に帰ってみれば深夜2時。
エルミーナ「わたし宿題終わってないんだけど笑」
ナオカ「わたし明日9時に授業あるんだけど笑」
風呂場で二人で足を洗いながら
昨日と同じ時間に同じことをしながら同じ会話をしていることに気がついた(笑)
でもこれはずっと続くわけじゃないんだ。
エルミーナは今月末にスウェーデンに帰国する。
この水道管一斉清掃が終わる今月末
お湯が復活するころには、エルミーナはいない。
風呂場で二人して、冷水でびしょびしょの足で
「同じことしてるじゃん〜!!」って爆笑しながら
でも、もう終わっちゃうんだって気がついてたから
よけいに、笑うのをやめられなかった。
10時を過ぎても相手が帰ってこなければ
かならずお互い連絡をとる。
遅くなる予定のある日はだれとどこに行くか事前に知らせる。
相手が帰ってくる前に寝る場合はドアに
「スパコイナイ・ノーチ(おやすみなさい)」の張り紙をする。
いつ決めたわけじゃないけどいつのまにかできた習慣が
どれだけ貴重なものだったか、
私はエルミーナが帰ってから気づくんだろうね。
わたしよりロシア語の話せないエルミーナを
「私の妹だから」っていつも守ってきたつもりだったけど
わたしよりパニクりやすくて寂しがりで、素直で人懐こくて
そんな「妹」に支えられていたのは、私のほうだったんだろうね。
エルミーナが帰っちゃったら、私どうするつもりなんだろう?
そんなことを考えながら、6時間の授業を終えて帰ってきたら、
ドアに張り紙がしてあった。

わたしの かわいい だいすきな サシェトカ(隣人)
だいすきだよ! エルミーナ
突然どうしたの〜!?って訊きたかったけど
うん、泣くのはまだ早いからがまんがまん。
「明日ナオカのジェニフがくるね!
どうしよう すっごくどきどきしてきた!!」
そうだよ、明日くるんだ。
私たちがどんなところで3ヶ月格闘しつつ楽しくやってきたか
ぜんぶ見てってもらわなきゃね!
国連のDocuments and mapsのホームページをロシア語で見てたら
英語版にはなかった気がするページ
その名も 「Вето」(←ロシア語表記) を発見。
おお。これまでの拒否権一覧。しかも国ごとに検索できるよ。
これの英語版ってどこにあるんだろう?ロシア語版のオリジナルだったりして笑
まぁそんなマニアックな話はさておき。本題。
先日もエリスカと楽しくバレエを見た帰りに、
またもや大学の入館口でやたら顔の怖い守衛にひきとめられる。
やたら顔の怖い守衛「(入館証みつつ)…日本人か?」
ナオカ「ダー。」(何か用ですか?的に)
守衛「マラジェッツ!(=Good Job!!)」
いやなにもしてませんけど。
守衛「ブシドーを知ってるか?」
我々「ええ、まあ…。」
守衛「だよなー。日本人はブシドーを知ってるもんな!
中国人はブシドーを知らないもんな。」
そこ比較するのか。
我々「いゃ…はぁ…。」
守衛「マラジェッツ☆」
なんだその笑顔は。
「日本サイコー」とひたすらおだてあげられただけで解放され、
とくに嬉しくもなく、ただ妙なむなしさをかかえて帰りました。
これはいったいどうなっちゃってるの?
なんで日本人だっていうだけでこんなに煽てられるのか。
トヨタやミツビシやPanasonicのおかげ?
日本のODA?外交?サムライ?それともマンガ?
いったい誰がこんな風にしてくれたの?
まあここまでくるとうすうす気づかざるを得ないんだけど、
彼らはイポニヤ(Japan)が好きなんじゃなくって、
キタイ(China)が嫌いなだけではないだろうか。
概してアジア人を嫌うのは道徳的に正しくないことだと
彼らでさえもわかっているはず。
だから、アジア人のなかで気に食わないのはキタイ、
いい人はぜんぶカレイ、もしくはイポニヤ。
そんな風にカテゴライズしてるんじゃないの?
だって私たち、あなたたちのためになにもしてない。
あいにくにも“おかげさまで”、
無愛想な相手に「ところで私日本人なんだけど」というと
相手の態度が豹変し、ものごとをスムーズに運べたりする。
でもそれは「私はキタイじゃないですよ」っていう
無言のメッセージを相手に伝えてるんだとしたら
それってすっごく不愉快だ。
イポニヤにたいするこの異常なまでの愛も
キタイへの反感の裏返しだとしたら、あてつけだとしたら
所詮イポニヤの存在は彼らにとって二番煎じでしかないのだろう。
経済とか歴史とか、そういった分野からこの「異常な日本愛」をさぐるのもそりゃ面白いかもしれないけど、
とりあえず私は妙に腹がたったぞっ!!
というわけで仕返しなりー♪
守衛「日本出身か?」
ナオカ「そだよ。」
守衛「マラジェッツ☆」
また来たか。
ナオカ「あなたはロシア出身?」
守衛「え、まあそうだけど。」
ナオカ「マラジェッツw」
仕返し終了。(小さっ)
「え、まじあの子意味わかんねーんだけどw」
という守衛の声を背中に聞きながら
こっちだって意味わかんねーんだよ!と心の中でつぶやいた。

みんなこの調理器具みたことありますか?
今日エルミーナ、グスタフ、リカルト(スウェーデン人ズ)+私でタコスを作っていたときにお目にかかったのですが、私はいままでみたことが無かったので
「いけてる!(スーペル!)」
「すごい(ズドーラバ!)」
を連発しておりました。
簡潔にいえば「立体おろし金」ですが、この国のきりにくいにんじんに四苦八苦していた私としてはこれは救世主。っていうか楽しそう。こんなん日本にあるんですか?知らなかった。
このスーペルなおろし金でリカルトがチーズをすりおろしている様子を憧れの目で見ていたら
とうとう調理のあと私にくれました笑
ところでこのリカルト君(21)。
彼はスウェーデン人の中でもロシア語がダントツに上手いのに
授業中しょっちゅう眠りこけており、
大学でアクチョール(俳優)をやるほど詩と文学に詳しいのに
最近になって、実は母国で医学部生であることが判明したという、
様々な特記事項をもつ人物ですが、
さらにもうひとつ、彼は日本語をすこし介します。
なぜそれが発覚したかというと
グスタフ「日本語で『ぼくはグスタフです(スウェ語)』ってどういうの?」
ナオカ「『わたしは、グスタフです(日本語)』だね。」
リカルト(くっくと笑い出す)
ナオカ「どうしたの?」
リカルト「いや、『わたし』なんてグスタフに似合わないでしょ。
言うなら 『俺』 か 『俺様』 じゃない?」
なぜそれを。
もしや・・・オタクか?
リカルト「いや、俺結構日本の映画とか詳しいから。だから『すげー』とか、そういう言葉知ってる。」
ふむふむ。この時点ではまだオタク確信50%…。
ナオカ「まじか!最近見たのでなにがおもしろかった?」
リカルト「そうだなぁ・・・
『桜蘭高校ホスト部』 かな」
はい、オタク決定♪(´∀`*人)
ついでに「先輩・後輩」と「萌え」とかも知ってました。わぁ完璧v
最近になってリカルトが日本にやたら詳しいことが徐々に広まっていき
「へー…(あいつオタクだったんだ)」みたいなリアクションをする
スウェーデン人やらドイツ人やらフランス人やらを見ました。
それでも平然とするリカルト。
うーん、誇り高きオタクの鏡を、スウェーデンで発見しました。
モスクワ中心部に露英辞書を買いにいった私は、
道中チョコレートの甘いにおいに誘われて
広場で行われていた「子供の日 ショコラド・フェスティバリ!」
というイベントにふらっと立ち寄ってみました。
そして私はうっかり出会ってしまった。
アラブ系ロシア人に。
…アラブ…。といえば…
一日20回もかけてこなくても。
というようなことを思い出しまして、
アラブ男=警戒態勢!となったのであります。ステレオですか?
いやいや、今回はあながちステレオでもなかったのだよ。
ジャマウとなのるこの兄さん、このイベントの運営側らしいのだが
「ショコラド会社のキャンペーンなんだよ ひとつどう?」
とかいって私の手に大量のチョコレート片を渡してくる。
ナオカ「あの、私いまから本屋さんいくからチョコなんてもってけないよ。」
ジャマウ「じゃあ着いていってあげるよ。」
仕事しろよ!!!
ジャマウ「どんな本が欲しいの、クラサービッツァ」
ナオカ「私の名前はクラサービッツァじゃなくてナオカだってば」
ジャマウ「わかってるよ〜。キレイな名前、キレイな髪、キレイな目だね〜」
ナオカ「…(唖然)」
ジャマウ「ねぇねぇ、なんで何もいわないのクラサービッツァ?」
ナオカ「返す言葉が見当たらないからだよ。」
こんな感じで自分なりに頑張って流してみたんですが
昨日電話かかってきました。
ジャマウ「プリヴェー!クラサービッツア!僕のこと覚えてる〜?」
ナオカ「あ、はぁ、こんばんは」
ジャマウ「ねえ、知ってる?」
ナオカ「何を?」
ジャマウ「僕がどんなに君が恋しいかだよ〜♪」
きもい!!!!
ジャマウ「君も僕のこと恋しがってくれた?」
ナオカ「質問が文法的に難しすぎてロシア語でこたえられないね。」
ジャマウ「あははー。」
あははじゃないでしょ。私日本にジェニフが居るって言ったでしょ。
こっちにきてからこういうタイプのロシア人はみたことが無かったので
カルチャーショックでした。南系の子達でもこんなこと言わないぞ。
まあそんな電話をかけてくる人と2度と会うこともないので「そんなひとがいた」くらいのことですが。
まったくもう、 ロシア語はそんなに安っぽくないぞ!!
とガイジンがのたまってみる。

この季節になると、空から降ってくるものがある。
それが「トーポリ」
それで思い出した、日本での授業のこと。
先生「次の例文を訳してください」
ナオカ「えーと、初夏になって、“トーポリ”が空からふって来ます、と。」
先生「ところで“トーポリ”ってなんだかわかりますか?」
ナオカ 「ミサイルです。」(自信満々)

※イメージ
先生「文脈が違います。」(きっぱり)
トーポリ。またの名をポプラ。トーポリの木からとびたつ綿毛のこと。
かなり大量に空中にただよっており、ロマンチックだがうっとおしい一面も。ついでに汗ばんだ鼻のあたまについたりするとすごくかっこ悪い。
つかまえて写真をとろうかと思ったけど、結構捕まえるのが難しいため一人路上で四苦八苦せねばならず、断念しました。
まあ、来れば見れます。

大学内の並木道。
6月は試験シーズンってことで、大学内の通りはわりと静かです。
ちなみにヤーナはオール5(フセ・ピチョルカ)で卒業決定したそうです。天才や…。
そんな忙しい時期にもかかわらず、水曜にナスチャ(ロシア人)をコンセルヴァトーリヤ(音楽院)のコンサートに誘ったら喜んで来てくれた♪

今回は200p(1000円)で見ました。
ナスチャ曰く
「ナオカがクラシック好きでうれしい。どういうわけか我が国の若者は(笑)クラシックをあまり聴かないからねー。」
だそうです。MOTTAINAI!
東欧のミサイル配備の話じゃなくて。
ロシア人が恐れるもの。
それは
隙間風。
最近は異常気象の影響で30度を軽くこえるモスクワですが
校舎に冷房が無いため暑い暑い。
どれだけ暑いかというと、
先生(ロシア人)がそろそろ「アツイ」という日本語を覚えそうな勢いで暑い。
そしてあいにく教室にはエアコンという文明の利器は無い。エコですかね?そこで、窓は開いてるんだけど廊下へ続くドアが開いてない場合に先生が言う台詞は、もちろん「ドアを開けて風通しを良くしましょうか」と日本語に訳されるべきなんだけど、実は直訳すると
「この中に隙間風を恐れる人はいますか?」
ってな訊き方をロシア語でしてくる。
日本語に訳すと実にオカルトチックで迷信じみた感じがしておかしい。
もちろんロシアは寒いからという原因に帰納されるんだけど、やっぱり夏にまでそう訊かれると笑いがこみ上げてしまう。
先生「日本では隙間風を恐れないのね?」
ナオカ「もちろんです。日本の家はそういう風にできてますからね。
じゃないと私たち死んじゃいます。」
先生「死なないでください。」
ところが昨日の明け方嵐がやってきて、うなるような「隙間風」に起こされて外を見てみれば空は黄色。窓をしっかり閉めて再度就寝、本日の日中気温は20度でした。
うーん、あながち「隙間風を恐れる」のはそう奇妙でもないかも。




