【ロシア連邦】ろしあ・れんぽう
世界一の面積を誇るわりに存在感が低過ぎるいちおう日本の隣国。日本では、いまだに与党は共産党で、民衆はパンを買うのに行列を作っており、シベリアにはトラしかいないと思われている。実際これらはすべて嘘だが、一方で嘘だったら良かっただろう真実も多い、らしい。
NHKBS「今日の世界」
今日の特集はロシアだったのですが、
またいつものように 超マスコミ嫌い の私は
さっそく小姑のようなつっこみをいれるのであります。
テレビみながら
「いってることと写してるもんがちがう」
だの
「なんで英語でインタビューしてんのこいつは」
だの
「いまの字幕おかしい」
だの
娘が不機嫌オーラを振りまきながらテレビをみるだろうことをわかりきっているにも関わらず
「今日ロシアの特集やるって!」と
毎度毎度わたしに教えてくれる母も不思議です。
さて。
今日の爆笑ナンバーワンは
ロシアの低所得者層がモスクワの価格高等についていかれない、という
文脈から、メドヴェジェフ大統領の主な政策は中流階級の創出だ、という
結論をつけたいがためにNHKが取材した
自称:低所得者層の主婦 の非常に教養的なロシア語と、彼女の
「中心地の保育はいまものすごく高いの だからとてもびっくりしました
ここは350ルーブルだから最安値(ミニマム)だわ」
発言にたいしてつけられた
「幼稚園の学費は高く、利用できません
ここは無料なので助かっています」
という値下げされた字幕。
なんてね。
でもわからなくも無い。字幕の世界は一秒何字、ときまっているし
すべての発言を書ききることはできない。
NHKモスクワの事情を察するに、
低所得者層にインタビューしたかったけれども手ごろな人物がみつからず、
本人に会って話をきけば、意外とそこまで困窮していたわけでもないので
若干画面と説明の不適合性は残るものの、本来の文脈にのっとって報道を続けた
という感じではないだろうか。
毎日なにかの受賞を狙って報道を続けているわけではないので
ひとつのドキュメンタリーにそこまで手間暇かけていられないだろう。
結局私たちは、誰かのバイアスを通してでないと
真実を知ることはできない。
わたしがマスコミを嫌いな理由は、
「ありのままの姿」をつたえることを目指している、と公言するところ。
「ありのままの姿」を伝えようと努力するよりも
芸術的なバイアスをつけて報道するほうに情熱を傾けるほうが
よっぽどマス・メディアの本来任務に近いのではないか?
いや、まて、そうか。
マス・メディアの目指すべき芸術的なバイアスとは
一見非常に「ありのままの姿」に見えるバイアス、ということだったのか。
なんてね。
