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よそもの―アフタラ その②
うわぁ。




村の人々の全ての視線が、バスに、いやバスのなかの私達に注がれている。

村の中を自転車よりもゆっくり走るバスの運転手さんをよびとめて、
どうだ、げんきか、なんだうしろのは、客人か、というようなことを
聞いてくるおじさんももう2人目。

まあ、このへんはアルメニア語なので2重に憶測ですけど。




ほどよいところでおろしてもらって、運転手さんの言い値を払う。
ちょっと高いかなぁと思ったけれども、逆らえない何かがある。

だってここは運転手さんの村。わたしたちはよそもの。そういう力学くらい、わかる。





19bb.jpg



さあ、ここがうわさの要塞です!

ロシア語のガイドブックによると、これは10世紀の作品。
アルメニアの北限に位置する要塞であり、グルジアとの国境にちかいことから、
アルメニアとグルジアの両方の様式を合わせもつ教会を見下ろすように立っている。

なるほど、たしかにこの要塞広場には火をおこしたあとがあって、
運転手さんがいった「ガイジンがキャンプしてる」っていうのも嘘じゃないみたい。


ひんやりとした教会の中に足を踏み入れると、うしろから知らないおじさんが声をかけてきた。

19e.jpg


19c.jpg


「あんたら、旅行者かね。あんたらが村にはいってくるのが見えたんでね。」


「あのう、ここで野営させてもらってもかまわないでしょうか」


「かまわんよ。俺はこの教会の鍵番でね。
近くに住んでるから、困ったことがあったらよぶといいね。
時々チンピラども(banditui)があつまってくるからね。」



えっ・・・。



「ただあいつらは車でのりつけてくるからね。
要塞の上でテント張る分には問題ないだろうね。あいつらもきにせんだろうね。」




・・・。



わたしたち、要塞を、要塞として使うのか・・・◎△◎










19d.jpg


さあ、というわけで要塞の点検作業がはじまりました。

どこにテントを張れば最も理想的か、というわけですが
正直こういうことを考えるのはとってもストレスフル。

できることなら、おじさんに頼んでわたしたちを
朝まで教会にとじこめてもらいたかったところです。これ本音。



とおもっていたそのとき



「Hi,what are u doing? Are u tourists?」




英語!?



要塞の下を覗き込むと、そこには牛をつれたひとりの女の子。


「ねぇ、そこにテントはるつもり? うちにおいでよ!」

まさかこの子が英語しゃべったのか??

「こんにちは、あの、実は私達さっきこの村にきたんだけど・・・」


「知ってるわ。だって私、

 
 あなた達のバスが村にはいってくるの、ここからみてたもの。」







 私達がこの村の入り口で感じた視線は、いったい何人分だったんだろう。

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